日本の食卓には欠かせない甘くておいしい「お砂糖」。煮物や照り焼きなどには欠かせません。卵焼きなども「甘いほうが好き」という方も多いのではないでしょうか。しかし、お砂糖の取りすぎは体によくありません。今回は「お口の中で起こる問題」についてお話しします。
お砂糖は虫歯菌の大好物!
小さいうちから食習慣の改善を!
まず、お砂糖は虫歯菌のえさになります。虫歯は放っておくと、どんどん進行して歯が無くなります。大人の歯はなくなると二度と生えてきません。歯が無くなった時の治療として「入れ歯」や「差し歯」ありますが、これらは自分の歯に比べて噛む力が5割~6割ほどしかありません。特に入れ歯は食べ物の温度や感触を感じにくくなってしまうので、ご飯をおいしく食べられなくなってしまいます。
そこで、重要になってくるのが、小さいうちからの食習慣。小さいうちからお砂糖を少なめの生活を心がけることで、虫歯などになる確率がグッと減ります。また、お砂糖は依存性が高い食べ物なので、大人になってからの依存のリスクも減ります。
隠れ糖分に要注意!
お砂糖はジュースなどにも含まれています。透明なお水でも甘いものはお砂糖がたくさん含まれています。ジュースの中には角砂糖10個分以上のお砂糖が入っている飲み物もあります。日本人の食事摂取基準では明確な基準値を設けてはいませんが、角砂糖10個分は取りすぎです。ほどほどが大事。お砂糖と上手に付き合って、健康なお口でいましょう!
船橋こども歯科
管理栄養士・
杉浦むつみ さん(左)
歯科衛生士・
安藤杏奈さん(右)
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