食育とは?
人間が食べることは生きること。食育は食を通じて何かを育む事です。では食を通じてどんな事を育みたいか?と問われたら皆さんは何と答えますか?
「食事の楽しみ」「食べる意欲」「健康なからだ」「食べ物の大切さ」「感謝の気持ち」など、様々な答えが出るはずです。どの答えも正解です。そんな様々な答えの中から私は、「記憶に残る感情」を育みたいと考えます。
五感を育む体験で野菜を身近に感じよう
五感【視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚】を刺激する体験は、子どもにとって楽しい体験として記憶に残る事でしょう。実は「食」は生活の中で五感をフルに使う行為なのです。
見たり、嗅いだり、触れたりしながら、日常生活の中で「野菜本来の姿」を知る機会を増やしましょう。子どもと一緒にスーパーで野菜を観察したり【視覚】、購入した野菜の匂いを嗅いだり【嗅覚】、包丁で切る音(コトコト)や野菜が煮える音(グツグツ)を聞いたり【聴覚】することは、とても効果的。また、積極的に食べ物を話題にして、子どもが身近に感じられることができれば、食べる【味覚】意欲の増加につながります。
また、子どもと一緒に調理をする(年齢に合った内容)・野菜を育てる、収穫する・果物狩りや芋ほり体験に行くなど【触覚】、ハードルが高いものもあるかもしれませんが、出来そうな事から始めて、ご家族で「記憶に残る感情」を共有しませんか?
ローゼンかみやま保育園
栄養士
島津 貴子さん
住/船橋市上山町2-288-1
☎047-406-6010