「子どもと一緒に育てた野菜を収穫して、一緒に食べたい!」
子どもを持つ親であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
しかし、スペースがなかったり、日当たりが悪かったりと、なかなか子どもと野菜づくりを楽しむのは、ハードルが高いのが現実ですよね。
そこで、今回は滝不動から徒歩5分のところにある「わらうこども 菜園教室」に行ってきました。
子どもも親も、みんな、笑顔だったのがとっても印象的でしたよ!!
今回の記事では取材を通して感じた「わらうこども 菜園教室」の
3つの魅力をご紹介します!
「わらうこども 菜園教室」ってどんな教室なの?
「わらうこども 菜園教室」は月2回程度「わらうこども菜園」に集まり、野菜を自分たちの手で育て、野菜や土について学ぶ親子教室です。3歳から12歳くらいまでの子どもたち10人で学んでいきます。
講師は自身も3歳と8歳の2人の娘をもつ母親である古田あゆみさん。
現役小児理学療法士としても活躍しています。
子どもたちからも大人気^^
こちらは、ただの収穫体験をするだけの教室ではありません。
具体的には以下のような取り組みをしています。
●種をまくところから、収穫までを実際の菜園で親子で体験する。
●野菜がどこから来たのかという歴史背景や、グループ(科目)、
どう食べたらおいしいのかなど、育てている野菜をプリントを使って学ぶ。
●野菜をスケッチし、観察したこと、感じたことを自由にまとめる。
「わらうこども 菜園教室」の3つの魅力
では、「わらうこども 菜園教室」にはどんな魅力があるのでしょうか?
3つに分けてご説明してきます。
体験を通して自然に知識が身につく
野菜づくりを通して、数、言葉、地理といった知識を自然と養うことができます。
こちらは、「トウモロコシが一番穫れるのは、北海道なんだよ。じゃあ、北海道ってどこかな?」と質問しているシーン。みんなで、北海道を探します。
ちなみに、2位は我が千葉県だそうです。知ってましたか?
「キュウリは地球のどこからやってきたのかな?そう、インドだね。じゃあインドはどこだろう?」
子ども達は地球儀に興味津々です。
小さな子もあいうえお表を見ながら、文字を書きます。お兄さん、お姉さんにつられて、自然と文字を書きたくなるみたいですね。
その他にも、キュウリはカリウムと水分がいっぱいだから、夏に食べると体を冷やしてくれること。トウモロコシのヒゲは実の数と同じ本数だけ生えていることなど、ちょっと不思議な野菜の生態や生活に役立つ知識も教えてくれます。
このような問いかけや、野菜を育てたり、味わったり、スケッチしたりする体験を通して、知識を詰め込むのではなく、自然と知識を身に付けることができます。
野菜嫌いが克服できる
「うちの子が自分から生野菜を食べるなんて…!本当にビックリです!」
そう語ってくれたのは、4歳の息子さんと菜園教室に参加していたとあるママ。
畑で収穫したてのキュウリを子ども達は、「マヨネーズつけなくてもおいしい!」と、パクパクと食べていました!
「トマトには子どもたちの名札をかけて育ててもらいました。その分、愛着を持って育ててもらえました」と古田さん。
今年は、暑かったり、たくさん雨が降ったり…。子ども達は、そんな環境を乗り越えてきた野菜たちを春から見守ってきました。だからこそ、収穫した野菜の味は格別なんですね!
世代間コミュニケーションが育める
菜園教室では、3歳から12歳までの幅広い年齢層の子が、2人組のペアになって野菜や土のお世話をしていきます。
学校や保育園ではどうしても同年代の子供だけのコミュニケーションになりがちです。
菜園教室では、世代間コミュニケーションを通して、優しさや他者に伝える能力といった人間力を自然と育んでいくことができます。
年下の子が困っていないか面倒を見たり、年下の子は年上の子に刺激を受けて、好奇心や挑戦心が芽生えたり…菜園は野菜だけではなく、生きていくために一番大切な心の成長も育んでくれるのかもしれません。
青空キッチンや単発のワークショップも開催中
こちらでは、3歳からガスや包丁を使った料理に取り組める習い事形式の「青空キッチン」、味噌作りやミシンを使ったカバンや布ナプキン作りと行った親子向け、お母さん向けの単発のワークショップも開催しています。
古田さんも、祖母が野菜づくりやミシンを使った仕事をしていたことから、自分でも自然に手作りをするようになったそうです。
そんな子どもの頃の原体験と、小児理学療法士の経験を生かして、わらうこどもハウスを親子の居場所になる、お母さんの不安を取り除けるようなスペースにしていこうと奮闘中だそうですよ!
「わらうこども」に関する情報は、HPやブログにて発信中です。
ぜひのぞいて見てくださいね!
【わらうこども】住所/千船橋市南三咲3-4-31
(滝不動駅より徒歩5分)