新高根の住宅街の一角にある放課後等デイサービス「ぱる新高根」。ぱるとは英語でPAL(仲間)という意味だそうです。
スタッフさんの想いが詰まった教室
玄関先に「ぱるファーム」があり、プランターでいちご、トマト、とうもろこしなどが栽培されています。収穫後は、その野菜を使ってみんなでクッキングをしているそう。過去には、パンケーキに作ったジャムをのせて食べたり、ミートソースパスタを作ったそうです。
野菜のお世話、収穫、料理と日常で必要な経験ができるのは、お子さまにとって、とても貴重な体験ですね!
こちらでは、市内の支援学校や支援学級に通う小学校一年生から高校生まで、1日に約10人の方が利用されています。発達に気になるところがあるお子さまの割合が多いそうですが、軽度の肢体不自由のお子さまも利用される時があるそうです。
こちらの教室は以前病児保育所として使われていたようで、室内には太陽の光が差し込んでいて明るいです。
広々とした玄関を入ると、きれいな和室があります。 ここは宿題をしたり、 気持ちが落ち着かなくなってしまったときに、 本を読んだりして待つことができるスペース。
こういった切り替えをするための場所が別に確保されているのは、発達障がいの特性上、とても必要なことで、お子さまへの配慮を感じられます。
2階へ上がる階段には手すりもついていて、安心です。
2階のフリースペース。ここでは、宿題をしたり、工作をしたり、遊んだり。
おやつの時間には、机を壁側にむけ、パーテーションをするなど感染症対策もしっかりされていました!
父の日、母の日など、いろいろなイベントに合わせた工作をします。
ガラスにお絵かきができるそうです!
「ぱる新高根」の特徴とポイント
大きなホワイトボードに時計や活動の流れを「見える化」しています。見通しをもって過ごせることはお子さまの不安を取りのぞいてくれそうです。
学年の違う子ども同士の関係も大切にしており、年上の子の真似をして、準備や片付けなどを自分たちでできるようになっているそうです。
また、コロナ禍以前は、電車でお出かけや買い物、料理などたくさんの体験をする活動をされていたとか。今後も様子をみながら取り組んでいきたいそうです。
おやつの時間は自分で選んで決めるなど、自己決定する機会も大切にされています。
運動会や、グループ全体で100人ほどでの楽しいイベントも開催。体を動かすことによって得られるメリットも多そう!
保護者の方に向けた配慮
月間プログラムの共有や、保護者との面談を大切にするなど、情報共有ができるように配慮。教室やご自宅への送迎もあるそうです(半径6キロ以内)。
今回お話を伺ったのは、パル新高根・施設長の櫻井さん。櫻井さんは船橋市放課後等デイサービス事業所協議会の事務局長や、肢体不自由のお子さんが通う放課後等デイサービスアミューズの代表でもあります。
約7年のご経験から放課後等デイサービス事業のことは熟知されていらっしゃいます。お話しの中から、お子さんへの熱く優しい気持ちが感じられました。
放課後等デイサービス「ぱる新高根」
住所/船橋市新高根4-7-7
電話/047-401-1348
通所可能日/月〜土、長期休暇期間
対象児/小学校1年生〜高校3年生
HP/https://pal-funabashi.com/pal/
定員/1日10人
費用/船橋市の規定による