「イシイのおべんとクン ミートボール」などの製品でお馴染みで、船橋市内に本社がある「石井食品」。コロナ禍を経て4年ぶりに八千代工場での工場見学を一部リニューアルし再開したそうです!
「石井食品」といえば、「イシイのおべんとクン ミートボール」。このミートボールは1974年に誕生し、今年50周年を迎えました! 「小さい頃、お弁当にこのミートボールが入っていた」というママ世代の方も多いのではないでしょうか?
そんなミートボールの工場を見学できる八千代工場での「工場見学会」に参加してきましたよ!
「本日は、ようこそ工場見学へお越しくださいました」と出迎えてくださったのは、広報担当の黒飛芙美恵さん。少人数での工場見学の場合はまず「見学者待機所」へ案内されます。
待機所の中には記念撮影用のフォトスポットが!
「見学再開に向け、待機所とフォトスポットを新設しました。お待ちの間、記念撮影をお楽しみください」と黒飛さん。
直売所も併設されており、見学後に石井食品の製品を購入することができます。見学の行程や注意事項などの説明を聞き、いよいよ工場へ出発!
見学にはアテンド担当(案内係)が同行し、工場内で行われている作業や行程、特徴などを説明します。見学中に分からないことがあったら、すぐに質問することもできますよ。
「見学通路と展示パネルも、より見やすいようリニューアルしました」とこの日のアテンド担当、坂井さん。パネルも説明も、ひとつひとつが大人はもちろん子どもにも分かりやすい内容になっています。
通路の壁に展示されているのはハンバーグの型。坂井さんの解説によると「最初は細長い形ですが、熱を加えるとお肉が収縮して楕円形になるのです」とのこと。材料の特性を利用した形だったんですね!
「社会科見学の小学生からは時折鋭い質問が飛び出るんですよ」と坂井さん。
「過去には『どうしてミートボールは丸い形なの? 三角や四角のミートボールはないの?』という質問がありました」と振り返ります。その答えは「食べやすさと火の通りやすさのため、丸い形になっていること」だそう。
通路から見ることができない部分は、モニターを設置しリアルタイム映像で見学します。
ここではミートボールのソースを作っています。大量のソースが大きなお鍋に入っているのが見えますね。坂井さんが「ソースは焦げ付かないようにかき混ぜながら、2時間煮込みます」と解説。しっかりと時間をかけて煮込むことで、じっくりと素材のおいしさを引き出しているそう。
ミートボールの歴史も学べます。あたたかさと懐かしさを感じるパッケージの遍歴も年代ごとに展示。どこが変わったのか、違いを見比べるのも楽しいですね♪
ちなみに、石井食品は2030年に向け「農と食卓をつなぎ、子育てを応援する会社に」という目標を掲げています。食の安心を守る「品質保証番号」を使用した製品管理、「厳選素材」の使用、素材本来の味を生かす「無添加調理」といった、同社の三大原則に基づき、製品づくりを続けているのだそうです。
工場見学が終わると、お楽しみの試食タイム!
「今朝工場で作った、できたてのミートボールです」と黒飛さん。
定番のトマトソース味はもちろん、マイルドなカレー味、ご飯に合うテリヤキソース味、そして激レアなソースなしのミートボールも。
「ソースなしのミートボールは、秘かに社員人気ナンバーワン商品です」と教えてくれたのは、社員の北井さん。「ソースなしミートボールは『朝ミートボール』として製品化されています。工場直売所や本社コミュニティスペースの『Viridian(ヴィリジアン)』(船橋市本町2-7-17)、八千代工場第2ゲート前にある自動販売機で購入することができます」とのこと。自動販売機で好きな時に購入できるのはうれしいですね! 工場直売所も、今後一般開放する予定があるとのことでした(現在は工場見学参加者のみ利用可能)。
黒飛さんは「子どもはもちろん、大人の方にも、いつも食べているミートボールがどのように作られているのか、興味を持っていただけたら」と呼びかけます。
品質・安全が厳格に管理されているところや、工場で働く人々、製品の製造から出荷までの様子を、実際に見て楽しみながら学べる同社の工場見学。要予約で詳細はホームページで確認できます。
【石井食品株式会社 八千代工場】
工場見学申し込みページ/https://www.ishiifood.co.jp/factory-tour/
住所/八千代市吉橋1835
料金/中学生以上500円・小学生以下無料(現地支払)
インスタグラム/https://www.instagram.com/ishii_official/